足寄町/錦沼に咲くミズバショウ

十勝では4月末から5月中旬にかけて湿地帯などに見られるミズバショウ。
ここのところの陽気であっという間にその時期が過ぎてしまいましたが、足寄町のオンネトー付近では今が見頃を迎えています。
写真の赤い土に咲くミズバショウは、雌阿寒温泉とオンネトーの間にある赤褐色の湖、錦沼でつい先日撮影されました。
この赤茶色の土は鉄分を豊富に含む堆積物によるもので、白いミズバショウとのコントラストも鮮やか。
オンネトーはアイヌ語で「年老いた沼」という意味を持ち、季節や時間帯、天気によってその沼の色が変化して見えることから、別名は5色沼とも呼ばれています。オンネトーにはこの錦沼の水も流れ込んでおり、あの神秘的な色のひとつの要素となっています。
いまはなかなか遠出はできませんが、コロナが収束したらぜひ見ていただきたい風景です。
Photo by Yuki Tabata