新得町/十勝の電気を支える東大雪湖

十勝川上流、新得町字屈足トムラウシに位置する多目的ダムの十勝ダム。

岩石や土を組み合わせて透水層、半透水層、遮水層を構成することで水を貯めることができるロックフィル形式のダムで、1985年(昭和60年)に完成しました。
大雨などによる河川増水の一部をダムに貯めることにより、下流の洪水被害を軽減するほか、ダムに貯めた水で発電をおこなっており、その発電量は最大出力40,000キロワット。十勝地方で使われる電気の約13%を供給することができます。
ダム建設によって形成された東大雪湖は、糠平湖に次ぐ規模の大きさを誇り、大雪山国立公園内に位置していることでも知られている人造湖。湖の中央にある東大雪橋から湖上を渡るとトムラウシ温泉へと向かう道がひろがっています。
これからの季節は秋の東大雪湖を車窓から眺めてはいかがでしょうか。ダムから温泉までのドライブもおすすめ。
ただし、周辺は野生動物の生息区域にもなっているため、薄暗い時間帯や散策はお控えください。
十勝ダム
上川郡新得町字屈足トムラウシ