トカプチ雄大空間について

「トカプチ」とはアイヌ語で「十勝」のこと。十勝中部エリアは、文字通り十勝平野の中心部であり、西の日高山脈から東の太平洋までの広大で平坦な畑作酪農 地帯を十勝川が流れる雄大な風景が広がり、また道東自動車道と広尾自動車道によるアクセスの良さが魅力の地域です。地元産の豊かで多彩な食材やスイーツに 加え、モール温泉や中心市街地での人と人との交流も楽しめるのが特長です。

ルートの概要

我々の祖先、先人は北海道の大地に夢をもって入植してきましたが、その土地の名称は、先住民族であるアイヌ民族の言葉を起源としているものが多く、本空 間の名称をつけるにあたって「とかち」のアイヌ語読みである「トカプチ」を選択しました。トカプチとは、十勝川および十勝の地方名としてアイヌ民族が使っ ていた十勝の旧名称です。そのため、本ルートは、大きな恵をもたらす母なる川であり、十勝開拓の歴史の中では道でもあった「十勝川」と、十勝地方の雄大な 空間をイメージできるように、先人の歴史を想像できるように、「トカプチ雄大空間」という名称で表しました。

十勝型産業の創出と人口増加

●歴史

本ルートは、十勝平野の中核にあり、いまも訪れる人の絶えない「愛の国から幸福へ」の地を含む十勝圏中部エリアです。自然と共生していたアイヌの文化は、十勝の地名や遺跡などにも多く残っています。一方、開拓は大津より依田勉三ら率いる「晩成社」の入植から始まり、十勝川を遡り帯広市まで至り、そこから農地の開拓へと拡がって行きました。馬文化は、開拓や農耕と深く結びついて地域に根付いてきたものです。

●現在

開拓によってできた広大な農地の風景、大地の恵みから生まれる農産物やスイーツに代表される食文化、帯広市中心部の北の屋台に代表される「人と人とのふれあい」、北海道遺産のモール泉などの自然資源、これらにより、本ルートは訪れる人の心を癒すようなエリアを形成しています。

●将来の姿

この歴史と文化を踏まえた本ルートの活動により、農業など、地域の強みを活かした十勝型産業の創出と、地域の活力の基本である移住・定住人口増に向け、経済活動、ボランティア活動、連携、活性化の4つの活動を循環させていくことで、地域の持続可能な成長発展に繋げます。

ルートの運営体制

訪れていただいた人の持つ五感をフル活用して本空間を感じてもらいたいという思いを込め「楽しむ」「知る」「感じる」の3つの部会を設けています。前提に は、我々自分達が楽しく、知っていて、感じる魅力を本空間から感じ取り、楽しいと思えるものでなければ来られた方々に伝えられないと考えています。

ルートの活動

本ルートの活動は、●観光 ●地域づくり ●景観 ●環境 の4つの項目を基本として活動しています。各分野ごとに活動方針を設定し、長期ビジョンで活動に取り組んでいます。また、各分野が連携し合い、活動を行っていきます。

●観光

陸・水・空・時の四次元ルートを完成させ、日本で有数の観光客を集客するために、基本と成る十勝人の歴史や十勝のスウィーツについて学び、ライフコン シェルジュの育成と女性プロジェクトを実践し、ルートの地域資源発掘に力を入れます。そして、これたを基に魅力あるモデルルートを設定し、新しいメディア を活用して広く情報発信を行います。更に、地域住民と観光客との双方向コミュニケーションを充実させていきます。

●地域づくり

道外、国外に対して、観光・食・アクティビティ・環境などの情報を自信を持って発信できる地域づくりを行います。そのために、ホスピタリティを向上さ せ、組織・団体の活動を活性化させるなど、地域間競争に打ち勝つための情報共有や地域住民との連携強化による人づくり・街づくりを推進します。さらに、そ れらを生かした十勝型産業の開発を目指します。

●景観

五感と感動で楽しむ場所を提供するため、美しい景観の発掘と景観阻害要因となる看板の撤去等の整備、雄大な景観デッキの整備、年間を通して豊かな時間を過ごすカフェの整備を進めます。また、十勝シーニックバイウェイ3ルートが連携し、巡る楽しみを創出します。

●環境

エコに関する啓蒙の推進、ゴミの削減による環境美化、カーボンオフセットの推進による環境の改善など環境モデル都市・エリア実践のための連携を強化し、環境に係わる新産業による就業人口や移住・定住人口の増加を目指します。